中学受験本番で持っている力を100%発揮して合格を勝ち取るためには、メンタル面での準備も万全にしておきたいです。私たち親子は以下の5個を具体的に決め、一緒にイメージトレーニングに取り組みました。
目次
試験前に集中力を高めるルーティーン
試験会場に入れば緊張感が高まり、平常心を失う可能性があります。平常心を失えば実力を発揮できない可能性が高まります。これを回避し、冷静に落ち着いて試験に臨めるように、テスト前に行うルーティーンを決めました。
具体的には、私が常々言ってきた「○○(子どもの名前)はやればできる子」「落ち着いて取り組めば大丈夫」という言葉を書いた手帳を持たせ、試験会場で席に座ってから見ることにしました。
自分や自分がやってきた努力を信じることは、落ち着きをもたらすことができます。
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試験中、想定外にできなかった場合に落ち着く方法
どれだけ準備をしても、試験中に想定外のこと(=思ったように問題が解けない、想定外の問題が出るなど)が起こる場合があります。そして、想定外のことが起きれば、多少なりともパニックになりかねません。そんな場合に備えて、対処法を決めました。
具体的には、目をつむってゆっくり深呼吸を行うことです。ゆっくり深呼吸を行うことで落ち着きを取り戻すことができます。
また、解けた問題を確実に点にするために丁寧に見直すこと、その上で解けない問題の問題文を冷静に読み直すことも決めました。
想定外のことが起きても、とにかく冷静に行動するイメージトレーニングを子どもと繰り返しました。
各科目の間の休憩時間に行うこと
順調に問題が解ければ大丈夫ですが、もし解けなかった場合は、次の科目にネガティブな感情のまま突入する恐れがあります。そしてネガティブな感情では、実力を発揮できない可能性が高まります。
試験は総合点で競うので、1科目できなかったとしても、他の科目で挽回は可能です。だから、本番では短い休憩時間で気持ちを切り替えて、次の科目に臨むことが大事です。そこで、もしできなかった場合に備えて、休憩時間でのリカバリ方法を決めました。
具体的には、深呼吸と、手帳に書いた私の言葉を読み返すことです。「とにかく落ち着こう、落ち着いてやれば大丈夫だから」ということは、入試本番が近づくにつれ、何度も何度も繰り返し話しました。
合格を確認したときの喜び方
合格発表(Web)で自分の合格を確認したときの喜び方をあらかじめ決めて、練習することにも取り組みました。具体的には、「やったー!」と言いながら私とハイタッチで喜び合う練習です。
これを毎日練習していると、合格したときの喜びを味わえて気分が上がるとともに、もう合格したという錯覚が生まれたのか、本番に向け「合格して当たり前」という自信に満ちたメンタル状態を作ることができました。
万が一不合格だったとき、気持ちを切り替えるためにやること
試験なので、50%の確率で不合格もありえます。中学受験は入試当日の夜に合格発表があり、不合格の場合は次の日も試験を受けることになります。このとき、不合格の悲しさや悔しさを乗り越えて次の日の試験に臨むのは、12歳にはメンタル的に相当ハードだと思います。
だから、もしもに備えて不合格時の切り替え方法も準備しておく方がよいです。うちの場合は「さっさと寝る」にしました。
周到に準備してきたので今さらジタバタしても仕方ないし、翌日も試験の場合は朝が早いので、体力回復のために寝るのが一番と考えました。逆に「どこでミスったか?」などの反省は絶対やらない方がいいと思います。気分がよけい落ち込むだけだと思うので。
大事なことは上記のことを親子で相談して決め、あらかじめ親子で練習を重ねることです。せっかく決めても当日実行できなければ意味がありません。人生の節目になる入試本番の一日をどういうメンタルで過ごせるかは非常に大事です。実力を発揮して合格の可能性を高めるために、親子で一緒にイメージトレーニングしておくことをオススメします。
特に「合格を確認したときの喜び方」の練習はオススメです。想定外を「想定内」にできるかは、親の準備にかかっていると思います。子どもはがんばっています。親もがんばりましょう!
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