親なら誰だって、子ども(第一子)の中学受験は初めての体験になります。私は公立中学だったので、自分の経験すらありませんでした。
そんな中、難関中学の受験に挑む子どもに父親として何をしてあげるのがよいか?私が考えたのは、コーチの役割です。具体的には次の3つのことに取り組みました。
- 勉強の動機付け
- 具体的なプラン作り
- メンタルケア
順番にご説明します。
勉強の動機付け
小学生だから勉強以外のこともいろいろやりたいのは当たり前で、学校の同じクラスには中学受験をしない公立中学に進む友達も当然います。「ここに行きたい!」と思う学校があり、そこを目指して勉強していたとしても、長い受験勉強期間中には「他の子は遊んだりテレビを見たりしてるのに、自分は何のために勉強しているのだろう?」と思うときが必ずあるはずです。うちの子もそうでしたし、それが普通だと思います。
だから、モチベーションを高く維持するために定期的に動機付けが必要になってきます。具体的には、次の質問をしました。「将来、どんなことがやりたい?」「どんな中学校生活を送りたい?」「そのためにはどうしたらいいかな?」「逆に、やらなかったどうなるかな?」。そして「○○(名前)なら、絶対できると思うよ。やればできる子だから。」と励ましました。
-
-
【中学受験】子どもを伸ばす声がけを学べるオススメの3冊
子どもが言うことを聞かない 子どもにやる気が感じられない 子どもにイライラしてしまう いったいどうしたらいいの?子どもにどう接したらいいの?という方に、この悩みを解決できる本を3冊ご紹介します。 目次 ...
続きを見る
具体的なプラン作り
「具体的なプラン作り」とは、文字通り、勉強の具体的な計画作りです。
うちの子は算数と理科が得意ではなかったので、計画的に一歩ずつ実力を伸ばしていく必要がありました。しかし、計画作りが苦手、というか全体感を持って、タスクを細分化するのは小学生の子どもには難しかったようです。そこで、算数と理科の強化プランは私が作りました。
具体的には、定期的に行う塾のテストの結果を見て、理解が不足している分野・問題をピックアップ。その類題を問題集から選定して、いつ、何をやるのかをスケジューリングし、 Excelで計画表を作りました。
計画を作っても実行されなければ意味がないので、定期的に「どう?どこまで行った?」と進捗確認も行いました。遅れていた場合は、あらためて優先順位を付けて、「これとこれを先に取り組もう」と軌道修正を行ったりもしました。
-
-
【中学受験】おすすめA3対応プリンター&我が家の算数得点UP法
中学受験において、A3対応プリンター(コピー)は必須のアイテムです。これ無しで算数の学力アップは考えられないです。 算数はその問題が確実に解けるようになるまで、繰り返し何度も演習するのが勉強法の定石で ...
続きを見る
メンタルケア
そして「メンタルケア」。これが一番気をつかった点です。
子どもは言葉ひとつでやる気になることがあれば、逆にやる気を失うこともあります。意識したのは、「取り組んでいるプロセス」に目を向けることです。テストの点数ではなく。定期テストでいい結果が出たときは、「取り組みがうまくいったね」。
思うような結果が出なかったときは、「ここまではできてるから、次はこういうことに取り組もう」「今回のテストで点が取れていないというのは、それだけ伸びしろがあるということだから、やりがいあるね」とか。子どもは本人なりに頑張っているわけですし、テストの点数に対して親からいちいち評論された場合、いい気分になるわけがありません。
メンタルについては、自分のメンタルが不調になったことをきっかけにけっこう勉強しました。その成果を子どもの中学受験に活かすことができたので、今思うと、あのときメンタルをやられたのはラッキーだったかもしれません。
-
-
【中学受験】2022年受験の父親・母親向け、我が家の試行錯誤と合格体験
私の子どもは本人の努力の甲斐あって、難関中学に合格できました。しかし、受験に挑む過程で、親は試行錯誤の連続でした。これから中学受験に挑む父親・母親の皆さんに向け、我が家の合格体験をふまえた取り組みポイ ...
続きを見る
-
-
ドラゴン桜で親の心得を学び、中学受験成功に導いた3つの言葉
ドラゴン桜では子どもの勉強法だけでなく、親がどう行動すべきかも学べます。 ドラゴン桜で親の心得を学んだ私が、中学受験に挑む子どもの力を引き出し、成功に導いた3つの言葉を紹介します。 中学受験に向けてが ...
続きを見る
-
-
【中学受験】入試本番1ヶ月前からメンタルを整える5つのイメトレ
中学受験本番で持っている力を100%発揮して合格を勝ち取るためには、メンタル面での準備も万全にしておきたいです。私たち親子は以下の5個を具体的に決め、一緒にイメージトレーニングに取り組みました。 目次 ...
続きを見る